私の長年の悩みは「歯並び」と「歯の黄ばみ」でした。しかし、妊娠、出産、育児と自分に構っていられる時間は無く、いつしかその悩みも見て見ぬふりをしていました。
息子に歯が生え始めた頃から、小児歯科の定期検診に訪れるようになりました。自分が歯で良い思いをしなかった分、息子には自分と同じ思いをしないようにと考えていました。私が子供の頃は「虫歯ができたから歯医者に行く」という感覚で、母も私の口内について気にしている様子もありませんでした。時代だから仕方ないのですが…。
しかし、今は「予防歯科」の時代!9歳になった息子は今でも定期検診に通っています。少し話がそれましたが、私は息子の定期検診のついでに自分の歯も見てもらうことにしたのです。虫歯もありました。
数年前に治療で被せた銀歯と歯の間にすき間ができ、そこが虫歯になっていました。そういう説明を受けた私はそこを削ってまた銀歯を入れるのだと何の疑いもなく思っていたのです。しかし院長先生は「銀歯にしますか?それともセラミックにしますか?」と聞いてきたのです!昔人間の私に「セラミック」という選択肢は予想もしていませんでした。
せっかく直すなら、大きく口を開けた時に銀歯が見えるよりは白い方がいいと思い、「セラミック」を選択しました。結局、銀歯になっていた4か所を全て「セラミック」にしたのです。そうすると、今度は昔から気になっていた「歯の黄ばみ」をどうにかしたい!と思うようになりました。
先生に相談すると、比較的安価で自宅でできるホワイトニングを勧められました。それは、歯型を取り、厚みの薄い、専用のマウスピースを作成し、就寝時に漂白ジェルを塗ったマウスピースを装着するというものです。費用は30,000円で、追加のジェルが5,000円でした。個人差はありますが3週間程度で完了するとのことでした。
副作用としては知覚過敏、歯肉炎があると説明されましたが、私は軽い知覚過敏で済みました。就寝時に装着するのですが違和感があったのは最初の2,3日くらいです。
徐々に効果が表れ、3週間後には自然な白い歯を手に入れることができました!ただ、そこに到達するまでには苦労もありました。毎朝、マウスピースを清潔に保つために丁寧に洗浄しなければなりません。朝の忙しい時間には面倒だなと思うこともありました。また、治療期間中は色素が歯に着色しやすくなっているため、コーヒーや濃いソースの食事は控えなければならなかったのです。
意志の弱い私はどうしてもコーヒーが飲みたくて、ストローで飲んだり、濃いソースの食事もたまにとったりしていました。これらが無ければもっと白くなっていたかも知れません。でも、人前で笑うのをためらうほどの黄ばんだ歯とおさらばできたので、本当にやってよかったと思っています。
あれから5年以上経ちましたがまだ自然な白さをキープしています。芸能人のような真っ白さはを求める人にはお勧めできませんが自然な白さでよければ、このマウスピースでの治療はオススメです!